みえない川から捉える、このまちの魅力。浜松新川暗渠ツアーレポート
昨年の7月、今年の4月に続き、またまた「浜松家守舎キュウ」の皆さんにお声がけいただき、浜松駅のすぐ真横を流れる小さな都市河川「新川」の魅力をさぐる暗渠歩きツアーのガイド&講師を岩ヶ谷・五三の2名で担当し実施してきました!
今回は浜松市内でさまざまなまちづくりプロジェクトを仕掛ける「株式会社HACK」の高林さんたちが中心になって進める高架下活用の実証実験「POP UP FOREST」内で行われるリーディングプロジェクトの一つとして、行政関係者の皆さんや市内でさまざまな事業を実施する民間企業の方々とに新川の暗渠区間を歩き、新川を軸にした今後の高架下活用のあり方を考えるという、まちの未来につながる重要な会にご一緒させていただきました。
暗渠ツアーは両日大盛況。行政関係者の皆さんは、それぞれの部署や専門領域での持ち前の知識をそれぞれがシェアし暗渠ツアーというより、さながら都市インフラの自主点検のような会に…!民間事業者の皆さんは興味の赴くままに暗渠内を駆けまわり、まちの中心に潜むたしかな自然を身体で感じながら、今後の活用のヒントをたくさん得る時間とすることができました。
当初は、まちの中心部であり多くの方が川に触れることができる部分が暗渠化されていることを嘆いておりましたが、これまでの数回に及ぶフィールドワークや勉強会を経て、少しずつ暗渠の魅力気づき、暗渠のポジティブな部分を捉え出し、暗渠を活かした新川や高架下空間の活用のあり方を探りはじめるというところにまでやってくることができました。
みえない川、感じることができない川、だからこそ引き寄せられるアングラな魅力を強みに、新川暗渠から都市と自然のあり方を探るさまざまな観光プログラムが今後生まれていきそうな予感です。(岩ヶ谷)