地域共創隊WITHは、フィールドワークやワークショップなど現地での活動を通して、地域活性化について考える名城大学の学生サークルです。一部の学生が、ONE RIVERが共催するとなりの田んぼプロジェクトにボランティアスタッフとして参加してくれていることから「となりの田んぼについてやそれを運営しているONE RIVERさんのことを紹介をしてほしい」という依頼を受け、6月9日(月)のサークルの定例会でお話する機会をいただきました。


話題提供の前半は岩ヶ谷さんよりONE RIVERという団体や活動が生まれてきた経緯や想いなど全体の話をし、後半は山田より具体的なプロジェクトとして『となりの田んぼ』の取り組みを紹介しました。

その後が、まさにWITHの真骨頂。
学生たちはコレクティブ・ストーリー・ハーベスティングという聞き取りの手法を用いて「ストーリー」「リーダーシップ」「登場人物」「貢献」「価値や成果」という5つの視点で私たちがした話を深く掘り下げ、グループごとに共有しました。

さらにワールドカフェというディスカッション方法を用いて意見交換も行われ、岩ヶ谷さんや私もそれぞれのグループに加わり、学生ならではの視点もありながら、地域で活動することの意味について、率直な意見が飛び交う充実した時間となりました。ボランティアスタッフに対して、どんなGIVEを提供できるかという議論の中で、学生からの意見で興味深かったものが、ボランティアスタッフに役割を与えることも一つのGIVEではないかというものでした。私としては、ボランティアスタッフの方にできる限り負荷をかけないように、関わりやすい土台を整えることが必要と考えていたため、この意見は目から鱗が落ちる考え方でした。



定例会への参加を通じて、学生のリアルな声や、それを引き出す対話の仕方など、私たちも今後の活動に生かすことができる大きなヒントをいただきました。今回の話題提供が、学生の地域への関わり方の参考になればうれしく思います。地域共創隊WITHの皆さん、今回はお声がけいただきありがとうございました。(山田)


※当日の様子は地域共創隊WITHのInstagramでも紹介されています。


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