岡崎竜城スイミングクラブさんとともに、この場所らしい新春の恒例行事を目指して おとがわ寒中水泳実施レポート
昨年8年ぶりの復活を果たした、「おとがわ寒中水泳」の実施を今年もONE RIVERでお手伝いさせていただきました。昨年同様に主催の岡崎竜城スイミングクラブさんと秋ごろから企画や準備をはじめ、今年は今後の持続可能性やより多くの方に関わっていただくために、協賛金や参加費をいただき実施することにしました。
大会運営では、これまで活動をしてきた中で知ったこの場所の特性を生かした会場設営や安全管理はもちろん、乙川流域の湧き水を利用した豚汁の提供や、水源の森の木で沸かした足湯の実施など、流域の文化を発信してきた私たちだからできることがあることを改めて確認することができました。
また、打ち合わせを重ねる中で大森社長の地域の子どもたちやスタッフ、会社への想いにも触れさせていただき、私たちと同じように、まちのより良い未来をつくりたいと願う人たちと活動をご一緒することで、お互いの持つものや、つながりを生かしあい、より広くより多く、そしてより楽しく乙川や岡崎の魅力を発信できると実感することができました。これからも、様々なつながりを大切にしながら乙川流域での活動を行っていきたいと思います。
以下で開催当日の様子を写真とともにレポートしています。ぜひご覧ください。
開催当日は、準備段階で少し雨が降り心配しましたが開会式前には太陽が顔を出し、無事に開催することができました。
今年も、大会の安全祈願のご祈祷を菅生神社さんに実施していただき、その後、開会式を行いました。岡崎市内にある日本で最も歴史のあるろうそく店「磯部ろうそく店」さんに「おとがわ寒中水泳和ろうそく」をご用意いただき、開会式の中で名古屋市から参加してくださった20歳を迎える参加者に授与を行いました。その後、岡崎竜城スイミングクラブさんが作られた水難訓練啓発のためのキャラクター「スイクンマン」とともに水難訓練啓発のためのスイクンマン体操とラジオ体操を全員で行い準備は万端。最年少参加者のお二人による選手宣誓を行い大会がスタートしました!
10代から順に年代別に泳いでいきます。ふんどし姿に加え、今年はコスプレなど個性豊かな衣装で泳いでいる姿が見られました。スタート直後に陸地に引き返す人もいれば60m先の対岸まで行き往復してくる強者も。それぞれのペースで無理なく参加していただくことができました。60代まで泳いだ後は、「おかわりタイム」もう一度泳ぎたい!という人が再び入水し、大いに大会を盛り上げてくれました。
泳いだ後には、陸上で豚汁のふるまいや足湯、焚き火をご用意。豚汁には乙川の水源である山から湧く「延命水」と岡崎市内で採れた有機野菜や伝統野菜の法性寺ネギをたっぷり使用。寒さに震えていた選手たちも、体の中からも外からも温まり、とてもいい笑顔を見せてくれました。
最後は閉会式にて、「おかわりタイム」に参加したみなさんから感想をもらいました。「トライアスロンチームで2年連続参加しました。来年もぜひ参加したい!」というリピーターの方や「はじめて参加しました。身を引き締めて今年一年頑張ります!」という新年の意気込みを語ってくださった方もいらっしゃいました。
今年の参加者は10歳から65歳の計77名。参加者、応援に駆けつけてくださったみなさま、協賛いただいた企業様、そして運営スタッフ、すべての力のおかげで今年も無事に大会を終えることができました。こうして毎年続けていくことで、新春の乙川の恒例行事となり「お久しぶりです!」と言い合える仲間ができていくといいなと思っています。
イベント概要
イベント名:おとがわ寒中水泳
日 時:2025年1月12日(日)13:00~14:30 ごろ
場 所:乙川河川緑地左岸(南側)潜水橋あたり
主 催:おとがわ寒中水泳実行委員会(株式会社岡崎竜城スイミングクラブ)
共 催:岡崎市、ONE RIVER
協 力:菅生神社、日近太鼓の皆さん、ホラ貝奏者松原さん
協 賛:足立和則、(株)アモス、(有)石川総建、一木俊夫、(株)江山自動車、岡崎第一ホテル、岡崎ニューグランドホテル、蒲郡信用金庫 緑ヶ丘支店、(株)桐山組、コウタグリーンゴルフクラブ、城井建装(株)、(株)シンユー、十六銀行 岡崎支店、杉浦隆則、鈴木まさと、ソフトバンク/ワイモバイル岡崎ウイングタウン、中根圭透、(株)ホットスタッフ、ブラッセリ―鐡、(株)MAX プランニング、社会保険労務士・行政書士 三浦法務事務所、三井住友信託銀行 岡崎支店、元山重機(株)、やまなかたくま、山本薬品
文:石原空子 写真:山田拓生