レポート NEW
岡崎市東部地域交流センター・むらさきかんで行われた、市民活動サポート研修「受援力のススメ」にて登壇させていただきました。
岡崎市が運営する、市民活動を行う上で発生する様々な課題の解決を支援するための「市民活動センター」が主催する「市民活動サポート研修」にて、登壇をさせていただきました。講座の中では、ともに活動するボランティアのみなさんに楽しくやりがいをもって参加していただくために工夫していることや、ボランティアさんの変化、私たちの活動への影響などをお話しさせていただきました。このような機会をいただいたことで、あらためて自分たちの活動を振り返る機会となりました。また、他の登壇者さんのお話をお伺いし、ボランティアさんへの対応方法など自分たちの活動のヒントもたくさんいただきました。貴重な機会をいただきまことにありがとうございました。
以下のレポートは、今回講師のご依頼をくださったむらさきかんの阪口奈央さんにレポートをお書きいただきましたのでぜひお読みください。(石原)
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受援力を高める研修を開催しました
岡崎市東部地域交流センター・むらさきかんでは8/23(土)に市民活動サポート研修「受援力のススメ」を開催しました。受援力とは、外からの支援やボランティアを受け入れる力のことです。市民活動では、人手不足や担い手の固定化が課題になっています。そんな中で、ボランティアをただの「お手伝い」ではなく、活動の一員として迎え入れることが大切だと考えています。受援力を高めることで、市民活動がもっと元気になり、持続可能になると感じています。
ONE RIVERに事例紹介をお願いした理由
今回の研修で事例紹介をお願いしたのは「ONE RIVER」のプロジェクトスタッフ石原空子さんです。ONE RIVERは、ボランティアを「一緒に活動をつくる仲間」として大切にしています。乙川での活動では、清掃やイベントの運営だけでなく、「自分の得意を活かしたい」「役に立ちたい」と思う人が自然に集まり、それぞれの力を活かして活動が広がっています。その姿勢がとても魅力的で、多くの団体にとって参考になると考え、お願いしました。
当日の発表から得られた学び
発表では、ボランティアとの信頼関係をつくる工夫が紹介されました。たとえば、活動前に目的をしっかり共有することや、活動後に個別で声をかけるフォローなどです。こうした丁寧なやりとりが「また参加したい」という気持ちにつながり、長く関わってもらえる秘訣だと実感しました。参加者からも「自分たちの団体でも取り入れてみたい」という前向きな声が多くあがり、それぞれの団体に必要な「受援力」を考え、今後の活動に活かす具体的なヒントを持ち帰っていただくことができました。
これからに向けて
今回の研修を通して、ボランティアを受け入れることは単に人手を増やすことではなく、新しい仲間を得て活動を広げるチャンスになると改めて感じました。ONE RIVERの事例は、そのことを具体的に教えてくれるものでした。これからも、市民活動団体が受援力を活動に活かして、多様なつながりが広がっていくように後押ししていきたいと思います。