10月18日夕方、乙川ふむふむ博物館@NEKKO OKAZAKIにて、「乙川ふむふむトーク 〜豊かに生きのびるための『おとがわ学』〜」(主催:ONE RIVER、共催:九州大学比較社会文化研究院、協力:NEKKO OKAZAKI)を実施しました。

まず初めに知花先生から「川の姿から考える自然の特徴と人の暮らし方」のタイトルでゲストトークをいただきました。河川工学を専門とした研究の蓄積と、日本全国の一級河川を全て視察された豊富な経験をもとに、勾配、川幅、地質などの多彩な視点から川を読み解く方法を惜しむことなくご紹介いただき、会場全体が「川のことをもっと深く知りたい!」という熱気に包まれました。




続いて、岡崎・乙川に関わる実践者の方々とともに、「川からまちや暮らしを捉える必要性とその意義とは?」をテーマにしたパネルディスカッションがおこなわれました。流域のつながりを実感することの大切さや、それを他の人へと伝えていくことの難しさについて、各パネリストの実体験に根ざした意見が飛び交いました。川の自然に向き合うことと、子育てや教育との共通点が多いことなど、興味深い視点が次々に紹介され、川と共にある暮らしに向けたヒントが多く得られたと感じています。




当日の盛り上がりは、アーカイブ動画からもご覧いただけます。川から暮らしを考える豊かさについて、これからもみなさまと一緒に考え続けていければと思います。


※本トークイベントは公益信託エスペック地球環境研究・技術基金(エスペック環境研究奨励賞)の助成を受けて実施されました。