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【スタッフコラム_vol.3】プロジェクトを動かしながら制作することの面白さ(担当:山田)
ONE RIVERの山田です。私は「デザインエンジニア」という肩書きで、制作に関わるさまざまな仕事を行っています。ONE RIVERは、「何かをつくりたい」「誰かに伝えたい」と思っている方にとって、とても面白い場所です。ここでは、私が思うONE RIVERの制作について、具体的なエピソードを交えながら、そのやりがいや面白さをお伝えしたいと思います。
ONE RIVERの制作物について
ONE RIVERでは、「プロジェクトを形にすること」はもちろん大切ですが、それと同じくらい、制作物を見た人がワクワクするかどうか、そしてその思いやメッセージがきちんと届いているかどうかまで含めて考えることが重要だと考えています。
私自身は、ウェブ制作の経験を活かし、ONE RIVERのウェブサイトの実装・運営を担当しています。ページの見た目だけでなく、キャンプの申し込みフォームなど、実際に使う人の視点に立ち、使いやすさにも配慮しています。さらに、情報を届けるためのSNSの運用や、効果検証のためのアクセス解析も行っています。
プロジェクトを進めながら、必要に応じてSNS広告やチラシで認知を広げたり、アクセス状況を確認しながらウェブサイトを調整したりできることは、クライアントワークでウェブサイトのみを納品していた前職の頃には味わえなかった面白さがあります。
みんなが「つくり手」に
ONE RIVERの面白さのひとつは、もともとコアメンバーが中心となって行っていた制作活動が、次第にプロジェクトに関わるボランティアスタッフの皆さんにも広がっていったことです。
イベント準備で看板をつくったり、什器を組み立てたりする中で、周囲のボランティアスタッフが自然とカッティングマシーンを使いこなすようになり、看板を自作できるようになっていました。こうした変化は、とても興味深く、頼もしく感じています。
みんなで楽しむ「大人の文化祭」のような雰囲気もありつつ、ちょっとした小屋を自分たちで組み立ててしまうたくましさが、ONE RIVERのすごいところだと思っています。
専門家との制作からの学び
一方で、ONE RIVERでは、専門性の高いパートナーのデザイナーや編集者とともにプロジェクトを進めることも多くあります。そうした協働の中で、自分たちだけでは見えてこなかった視点や、表現力、言葉の精度の高さに触れ、多くの刺激を受けています。
たとえば、岡崎市の中山間地域・オクオカで取り組んだ移住・定住促進プロジェクト「いったーんプロジェクト」では、地域を訪れ、プロジェクトの発行物を一緒に考えることを行いました。専門性のある方に単に依頼するのではなく、密にコミュニケーションを重ねながら、一緒に考え、一緒に形にしていくというプロセスの中には、こんな発想ができるのか、こんなビジュアルの見せ方があるのかなど、多くの気づきと学びがありました。
仲間を募集中
ONE RIVERでは、一緒に考え、手を動かし、悩みながら、楽しみながら、 社会に少しでもインパクトを与えるようなものを一緒に作っていきたい仲間を募集しています。少しでも気になる方は、ぜひ、ご連絡ください。よろしくお願いします。
山田 拓生(やまだ たくお)
1979年、愛知県生まれ。岐阜県立情報科学芸術大学院大学修了。名古屋のウェブ制作会社に勤務したのち、2018年より「岡崎のまちづくり」に関わりたいという思いから、NPO法人岡崎まち育てセンター・りたへ転職。りた退職後はプロジェクトメンバーとしてONE RIVERに参画、現在に至る。乙川で過ごす人々の姿や日常の風景を「ある日の乙川」というフォトブログで発信している。