12月1日(日)、2024年度となりの田んぼプロジェクトのチャレンジコース第5回、「しめ縄づくり・収穫祭」を実施しました。今回のプログラムは、お米の脱穀後に残った稲わらを有効活用した「しめ縄(しめ飾り)づくり」と、実際に田んぼで収穫したミネアサヒでつくったご飯をみんなで食べる「収穫祭」です。前回プログラムの「稲刈り」で自分で刈った稲をご自宅で脱穀してきてもらい、残った稲わらを参加者に持ってきてもらい、しめ飾りの材料としました。

実はしめ縄としめ飾りは違う⁉しめ飾りについて知ろう

しめ縄…ここから先は神様の世界ですよ、の目印。人と神の世の境界を示している。
しめ飾り…年神様どうぞ我が家にお越しください、の目印。新年を迎える準備完了を示している。

プログラムの最初は、今日自分たちがつくるしめ飾りについて学ぶ時間。しめ飾りには亀や鶴、眼鏡や打ち出の小槌など色々な形があること、しめ飾りの飾る・外すタイミング、県内一の生産地である岡崎の大門のしめ飾りの紹介がありました。その後、田んぼのことをいつも教えてくれ、しめ飾りも上手に作られる下山学区の小林さんにしめ飾りのつくり方を教えてもらい、いよいよ実践です。

いざ、しめ飾りづくり

持ってきた稲わらは乾燥しきっていて、そのままでは綯(な)って縄にするときに割れてしまいます。少し水をかけ、叩いてねじりやすくします。(綯う:糸やひもなどを1本により合わせること)
稲わら30本ほどをまとめ、トントンと根元部分を整えきれいにカット。その稲わらをさらに3束に分け、しめ飾りづくりの準備完了です。縄づくりの基本は3束のうち2束を先に綯った後、3束目をまきつけて太くすること。今回は一人でのつくり方と、二人でのつくり方の2パターンが紹介されました。

参加者の様子を見ていると、お父さんが根元をしっかりと抑えながら、お子さんとお母さんが一緒に束をねじっている様子など、各々ができるやり方で実施されていました。3束を綯ってしめ縄ができたら、くるっと一周してリースの形に。最後にそれぞれが持ち寄った小物を飾りつけ、オンリーワンのしめ飾りが完成です!








先輩たちに学ぼう。自然の恵みに感謝をこめて、みんなでいただきますの収穫祭!


1年のプログラムの集大成、自然の恵みに感謝を込めた「収穫祭」として、炊き立てのミネアサヒと下山地域で採れたお野菜を使った豚汁&猪汁、そして1年間となりの田んぼを支えてくださった下山地域の成瀬ひろみさんが作ったお漬物のふるまいがありました。ステップアップコース(となりの田んぼ2年目の方が参加する、より自主性を高めたコース)参加者と一緒に「いただきます」。美味しいお米と温かい汁に舌鼓を打ちながら、しばしの歓談タイム。何度もおかわりする子どもたちが印象的でした。自分たちが通ってきた1年間を振り返りながら食べるミネアサヒは格別だったのではないでしょうか。








お腹が満たされた頃、マイクがステップアップコースの参加者へ。「去年のチャレンジコースを経験し、子ども以上に私自身が楽しくなってステップアップコースに参加した」など、1年先輩の生の声を聞く時間となりました。来年以降の関わり方もイメージできたと思います。





これにて本年度のとなりの田んぼは終了です。
チャレンジコース第5回「しめ縄づくり・収穫祭」の参加者はスポット参加の2家族を含めた、17家族65名でした。